おみくじは新しいものを仕入れて和紙を作っているわけではありません。
皆さんがひいたおみくじは神社やお寺にある木や柵に結ばれますね。
実は、結んだ時点でおみくじの役目は終わるんだそうです。
あとは廃棄してしまうそうで、その貴重なお役目が終わったおみくじ頂いて、それを和紙に加えて「平成ASAKUSA和紙」が作られています。
おみくじだけでなく、お役目が終わったものや都内で使用される制作過程で廃棄してしまうものなどとコラボして、再生の目的を含んだ和紙を目指しています。

赤字の地域で和紙を作っていたり、縁のあった場所になります。
なかでも台東区浅草は和紙すきとしては有名でした。
現在ではこの歴史を知らない方々が多いのはとても残念です。
浅草でつくった和紙を「浅草紙(あさくさがみ)」と呼ばれていたほどでした。
詳細はこちらをご覧ください。
「浅草紙」は皆さんが和紙としてイメージされる白い和紙ではなく、使用した和紙を再び和紙にする「再生(リサイクル)紙」でした。
明治時代までは使い古した和紙の再生でしたが、昭和初期は新聞紙を再生したものを指していました。
東京和紙でも人形作りの「張り子紙」としてオーダーを頂ければ制作・販売しております。
ただ、このグレーな再生紙では活用できる幅が限られています。
そこで、江戸時代からの歴史を感じられて他にはない新たな「浅草紙」を作ろうと思い立った次第です。
平成も来年で元号が変わってしまいます。
時が感じられて海外の方にも親しみを持って頂けるように
「平成ASAKUSA和紙」と名付けました!
「平成ASAKUSA和紙」を使用した商品は、葉書とかばん類です。
かばん(トートバッグと籠バッグ)の詳細はこちら
現在は、都内の神社さんやお寺さんからご協力いただいたおみくじを加えて和紙にしております。
今後は他の東京に縁あるもので幅を増やしていき、東京の新ブランド商品になる様い目指していきたいと思います。