2017年5月13日の「good day market」に和紙漉き体験で出展してきました!
今回は、葉書サイズが2枚漉くことができる内容としました。
東京和紙のワークショップでは、ただ和紙を漉くだけでなく原料となる楮(こうぞ)の原料作りから体験ができますよ。
道具を揃えて、小さな和紙漉き場が誕生!
東京和紙では、「作る」だけでなく「育てる」という視点も力を入れて取り組んでいます。
今回は、和紙を漉くのにとっても大事な植物である「トロロアオイ」の苗を販売。
和紙の元は植物です。
そちらにも興味をもって頂ければ嬉しいです。
当日は本降りの雨模様でしたが、たくさんのお子様がイベントに来場されました。
1組目の参加者は、おばあさまとお孫さんの3人でした。
まずは、レクチャーを受けての表皮とり作業です。
表皮とりとは?
和紙は楮(こうぞ)の皮から出来ています。
しかも皮は3層になっていて上から鬼皮→あま皮→白皮となっていて、和紙には白皮を主に使用します。
その白皮のみにするのが「表皮とり」の作業となります。
器用にヘラを使ってスルスルっと剥いていますよ。
この写真は、姉妹が仲良く和紙を漉いている瞬間です。
お姉ちゃんの手ほどきをじっと妹が見ていて今にもやりたがっている様子でした。
次の参加者は、お母さんと娘さんが一緒に体験です。
自分たちで原料を作ったものを舟の中に入れて、漉くのに必要な「トロロアオイ」の粘った液体を入れて一生懸命かき混ぜてます。
小さな腕でしっかりと力強く攪拌してますよ。
お次の参加者は、大人ですがアメリカからの留学生が体験です。
写真は、打解(だかい)または叩解(こうかい)の作業風景です。
打解(だかい)とは?
表皮とりをして白皮のみにした楮(こうぞ)を柔らかくなるまで煮て、
次に叩くことで繊維を細かくほぐしていく作業です。
しっかり叩かないとほぐれずに塊のままになってしまうのです。
全ての作業が新鮮な様子で、完成した和紙葉書を手に入れて大感激されてました!
みなさん、和紙は知っていても何が材料でどうやって作られているかはほとんどご存じない様子でした。
今回の体験を通じて少しでも和紙を身近に感じて頂けると嬉しいですね。
さて、次回のワークショップは出来上がった和紙を自分で好きに染めますよ!
しかも染めた東京和紙で御朱印帳も完成させます。
今回は、特別に自分で染めた和紙が少し余るので帯用のタグも作成しますよ。
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残りあとわずかとなっておりますので、お早目に問い合わせくださいませ。
ワークショップ後は、おいしい最高級のイベリコ豚と和紙のコラボ宴会を開催!
和紙を今度は「食す」イベントですよ。
どんな味がするのか、またどんな料理が出るからは当日のお楽しみに。
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是非、遊びにいらしてくださいませ。