東京和紙では、和紙の原料である楮やトロロアオイを食すことを4つのテーマの中に掲げています。
(たまに和紙そのものを食すこともあります。
詳しくはこちら)
今回は、楮(こうぞ)の葉っぱを料理します。
基本的に、和紙にするには葉っぱは使用せず枝や幹だけを使用するため、廃棄する部分を効率よく料理として消費することを提案しております。
料理やお茶にする際に生えている葉っぱの種類で分けます。
料理→Aの新芽や若葉を中心として使います。
若葉の方が香りが高く、柔らかく料理した際に食感が良いです。
お茶→Bの成長した葉っぱを使います。
成長した葉っぱには細かいケバケバがあります。
ただし、乾燥してお茶に使用すればまったく問題ありません。
程よい苦味も清涼感がありますよ。
今回は、料理なので新芽と若葉を使います。
よく洗って水気を切り、こまかくちぎって、オリーブオイル、塩、しょうがのすりおろしをブレンダーに入れて混ぜ合わせます。
(配合は適当です。夏場は少しレモン汁をいれると爽やかな香りがしますよ)
葉っぱがこまかくなり、オイルとなじんだらソースの出来上がり!
まるでジェノベーゼソースの様な味わいになります。
そこで色々アレンジ
暑い時は、茹で豚しゃぶにソースとしてつけて食べても美味しいですよ!
楮(こうぞ)の葉っぱの爽やかな香りとほんのり感じる苦味がこれまた相性ばっちり。
夏場ならばうどんやそうめんにソースを絡めて食べれば、まさにジェノベーゼ!
おつゆに少しソースをといて頂いてもGOOD。
いわしをすり潰してソースを混ぜてハンバークにしても美味しいですよ。
若葉を表面につけて焼いても焦げないので香りを楽しむことができます。
個人的に一番のおすすめはこちら!
チーズ入りの食パンにアボガドのスライスをのせてソースを塗ってトーストしたものです。
チーズの塩気と楮葉の清涼感がとっても良いです。
お好みで上から更にチーズをふりかけても美味しいですよ。
他にも色々挑戦してみたいレシピがありますので、またちょいちょいご紹介しますね。
プランタープロジェクトで楮の苗を購入された方は、是非お試しくださいませ。
(秋になるとだんだん葉っぱが落ちてしまうので、今のうちですよ)