イベント&ワークショップ情報

5/15マンツーマン外国人向け和紙ワークショップ

こんにちは。

東京和紙の篠田です。

今回は、外国人向けに開催したワークショップについてレポートします。

実は通訳なしのマンツーマンで教えるのは今回が初めてです。

私は英語が出来ません(^^;)

相手にもそれを理解した上でのワークショップです。

とても熱い、そして暑いワークショップとなりました。


5月初旬、東京和紙に問い合わせを頂きました。

英文での問い合わせだったので戸惑いました。

グーグル翻訳や知人に訳をお願いして内容を知りました。

どうやら東京和紙のアトリエを見たい、染めた和紙を作りたいという内容のようでした。

お名前からして中国人の方と思いました。

ただ、女性なのか男性なのかも全く分かりません。

一週間東京に滞在するのでその間に体験をしたい様子でした。

知人の力も借りて、染めるワークショップを開催することは可能である旨を伝えました。

ただし、日程は指定された日でないとNG、参加費は当日日本円での現金払いを伝え、それでもワークショップに参加したいかを連絡しました。

すぐに返事がきて、日程も参加費もOKなので参加したいとのことでした。

開催日まであと数日だったので慌てて準備が始まります。

前準備

まず、英語用の資料を作成しなければなりません。

相手には一応、私は英語が苦手なので翻訳用アプリやジェスチャーを交えて教えますとは伝えていました。

ただ、細かいニュアンスはなかなか伝えられないので、そのためのベースとなるテキストを用意しました。

蛇腹折りを何と言えばよいか、勧めるとはなんと言えばよいか、などなど

翻訳サイトで発音などを何度も調べて頭の中でプログラムを構成していきました。

お相手は、東京和紙のInstaglamのこの写真を見て問い合わせをしてきました。

なのでせっかくならばこの写真に載っている染め方の技法を伝えたいとワークショップ内容を組み立てました。

染め和紙ワークショップは久しぶりなのでどんな染め方をすればよいか復習もして当日に臨むのです。

いよいよ当日

時間ぴったりでアトリエに来てくれました。

無事に到着できるか不安でしたが、入口は違ったもののちゃんと来てくれました。

お問い合わせしてくれたのは、なんとも可愛らしい女性でした。

中国の上海にお住まいで、上海でも紙漉(す)きをしているそうです。

原料は、楮(こうぞ)や綿、竹などを使って押し花を和紙にちりばめた作品を作られていました

余談ですが、楮(こうぞ)は英語で「paper mulberry」です。

ただ、彼女には「KOUZO」で通じました。

国によっては言い方もさまざまなのかもしれません。

さて、いよいよワークショップスタートです。

今回は、基本となる染め方や折り方を4つ教えて、最後は自由に染めて頂くことにしました。

和紙も厚いもの薄いものや、チリ入り(あま皮や鬼皮いり)の和紙とサイズが違うのも含めて準備しました。

最初は、一番基本となる四角く折っての染め方です。

今回の染める染料は布絵の具を使いました。

他にも様々な染料で染める方法がありますが、簡単に手に入り片付けなどが手間がかかりません。

しかも雨に濡れても色が抜けないので個人的に勧めています。

ワークショップでの色は全て彼女が選んだ色で染めています。

四角の次は三角に折って染めていきます。

角度が色々あるので、ワークショップでは三角定規を使って折っていきました。

彼女はとても熱心で、一つ一つの工程を写真や動画におさめていました。

三角の次は、木の棒を使っての染め方です。

今回は割りばしを使って染めていきます。

折った和紙を2本の割りばしに挟んで輪ゴムできつく縛って染めます。

日本語で「板締め染め」と言います。

英語でどう言えばよいか分からなかったので日本語で教えました(^^;)

とっても満足の出来栄えです。

次は、和紙をねじって所々を輪ゴムでしばって染めます。

布絵具がなかなか染みていない部分があってちょっと難しかったかもしれません。

そして、最後は今まで教えた染め方の中で好きな様に染めて頂くことにしました。

布絵の具も好きな様に色を混ぜて作っても良しとしました。

彼女は、三角に和紙を折って真ん中を割りばしで挟んで染めていました。

私も含めて2人で染めた和紙がこちらです。

どれも色鮮やかですね。

本来は5枚のみだったのですが、1枚失敗してしまったのがあるのでおまけにもう1枚染めて頂きました。

これで少し乾かします。

その間にお茶とスイーツで休憩をとることにしました。

彼女のお仕事はなんとファッションデザイナーということでした。

紙漉きは趣味とのことでしたが、とても本格的にやっている雰囲気でした。

また、年齢は20代で日本に来て熱心にチャレンジするのは素晴らしいと感じました。

展示していた東京和紙の商品にも興味を持って頂き、これはどうやって染めているかなど聞いてくれて汗をかきながら身振り手振りで説明しました。

さて、最後はアイロンかけです。

和紙を乾かすのと色を定着させるという2つの意味があります。

とっても丁寧に自分の作品にアイロンをかけていきました。

ついに完成したので、記念写真!

どれも気に入っている様子でしたが、中でも一番上にある染め和紙がお気に入りでした。

私が染めた写真の和紙も大変気に入られていたのでプレゼントしました。

最後にアンケートにも協力してくれました。

今回はマンツーマンでのワークショップでした。

それが彼女にとってはとても感激してくれてまた参加したいと言ってくれました。

他にも色々作ってみたいと言ってくれたので、どれでも対応できる様に準備していきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もっともっと私も英語が理解できて説明できる様にしなくては。