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0617和紙茶体験!手作り楊枝と和菓子で食す和紙を楽しもう
東京和紙は、和紙を作るだけではありません。
なんと、「和紙を食す」イベントも開催!
今回は、和紙スイーツと和紙茶を体験!
和紙の原料でもある楮(こうぞ)は、クワ科の植物になります。
桑の葉は、今では体に大変良いとしてあちこちで健康食品としても販売されています。
楮(こうぞ)のお茶や実なども中国では漢方や薬膳などにも使用されています。
(ネット情報では、動脈硬化や利尿作用にも良いと言われていますよ)
和紙を作っている職人たちは食べたり飲んだりできることは知っていますが、一般的には知られていません。
東京和紙としては、広く和紙を知って頂くためにも「食す和紙」もテーマとしてイベントを開催しています。
今回は、コンセプトは「茶道」です。
浅草かっぱ橋にある「はし藤本店」さんが会場になります。
お箸も和紙も全て「自然の木」からできています。
そして両方とも「食す」ということから共通が多いですね。
そして、店内には立派なお茶席も設置されていますよ。
茶道で大事な「結界」も和紙の原料である楮(こうぞ)の枝で作りました。
いよいよワークショップスタート!
まずは、和紙がどんな風に作られているか、どんな植物から出来ているかを資料や実物を見せながら説明しています。
右側が原料でもある楮(こうぞ)で、左側が和紙を漉く際にとっても大事なトロロアオイの苗になります。
今回は特別に和紙を作る道具を作っている職人さんにも簡単に説明をして頂きました。
手に持っている道具は、簀(す)と言って和紙を漉く際に使用する道具の一つです。
なんと、これも全て手作業で1本ずつ編んで作っているんですよ。
(井原圭子さんとおっちゃってなんとこの道40年という大ベテラン!
その実績を文化庁に認められて表彰された素晴らしい方でもあります)
他ではほとんど聞けないお話がたくさん聞けてラッキーですね。
今度はワークショップがスタート!
まずはじめに、原料でもある楮(こうぞ)の芯の部分を使って楊枝を作っています。
和紙に使用するのは、楮(こうぞ)の皮の白皮のみ。
他は不要となってしまうので、そこを有効活用して提案したのが楊枝です。
とても柔らかいので、簡単に削ることができますよ。
10数分でみなさん完成させていました。
お次は、料理です!
自分たちで和紙の和菓子を作りますよ。
まずは、白あんに楮(こうぞ)葉の粉末を混ぜて楮餡を作ります。
もう一つは、桑の実ジャムで作る餡です。
(楮の実があるので是非それで作りたかったのですが、まだ時期的に赤くなっていなかった為、今回は桑の実を代用しました)
次に事前に準備した皮に餡をのせてどら焼きを作っていきます。
この皮にも工夫がされています。
それは何かは食べてからのお楽しみ!
無事に作り終えたら早速試食!
みなさん初めての味で興味津々。
写真を見て分かりますでしょうか?
なんと、皮には和紙そのものが入っているんです。
味はまったく無味無臭なので餡や皮の甘味を損なうことはありません。
東京和紙は、全てが自然の原料のみで自分たちで育てています。
一切化学薬品を使用せずに作っているので食べても安心なのです。
(他で作っている和紙を食べてはいけませんよ)
食感にも皆さんも驚いておりました。
まさに「食す和紙」ですね。
今回は、和紙道具の簀を編んでいる井原さん自らお抹茶を立てて頂けます。
(茶歴は、裏千家準教授井原宗圭になるそうです)
皆さん、真剣な面持ちで井原さんが点てているお姿を見守っています。
お抹茶は、順番があるので待っている間に楮(こうぞ)葉の煎茶をお出ししました。
楮(こうぞ)の葉は、主に若葉や新芽を中心としているのでとても香り高くなっています。
葉っぱを蒸して乾燥して少しだけ煎ってまた乾燥させたものになります。
爽やかな香りとすっきりとした喉ごしが大変好評でした。
和菓子のどら焼きを食べた後なので、一瞬で清涼を感じられるお茶となっています。
抹茶碗も様々なものを用意しましたので、これまた楽しみがありますね。 まさに、お抹茶と楮茶の飲み比べができる内容になっていますよ。
予定としてはこれで終了なのですが、まだ時間があったので職人である井原さんの貴重な裏話やはし藤本店社長による店内案内などみなさん目いっぱい堪能されていました。
どれも参加者の皆さんには新鮮な体験ばかりで驚きの連続だったと思います。
また「食す和紙」という意味がどういうものかを理解頂けて、また次回も参加頂けたら幸いです。
このイベントは今回だけでなく、また9月にも開催します。
日時:2017年9月12日(火)
時間:11:00~14:00(終了予定)※途中退席可能
場所:はし藤本店2階
東京都台東区西浅草2丁目6番2号
最寄駅:
メトロ銀座線:「田原町」駅 下車 徒歩7分
メトロ日比谷:入谷」駅 下車 徒歩7分
都営浅草線:「浅草」駅 下車 徒歩10分
東武伊勢崎線:「浅草」駅 下車 徒歩10分
(お車での来店はご遠慮願います。)
持ち物:特に必要ありませんが、洋服が汚れるのに不安がある方はエプロンをご持参下さい。
参加費:4000円(体験代、材料費、和紙についての資料代)
参加人数:10名
※9月では、表千家の
水上繭子
さんがお抹茶を点てて頂けます。
参加希望の方は、
こちらのサイト
にお申し込み下さいませ。
https://tabica.jp/travel/1874
9月は平日の午前中に開催するので、土日忙しいママさんたちも是非遊びにいらしてくださいませ!